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三月のえねるぎぃっ亭を中止にします

三月15日に予定していたえねるぎぃっ亭を中止にします。

理由はコロナウィルス感染拡大に備えてです。

コロナウィルスはあっという間に広がりつつあります。日本でも複数の感染源がありダイアモンド・プリンセスの問題は、この半月の間皆の関心を呼びました。

乗務員・乗客合せて3700人ほどの船の中で、クルーズ航海が始まって一ヶ月足らずで、700人近くの人がウィルス感染したのです。恐ろしい伝染力と思わなければなりません。

京都は現在のところ二人の感染者が確認されているだけですが、これは日本を代表する観光地京都では冬だったことが救いとなっていると思われます。一方冬だから北海道に感染が広まっています。

政府見解で、これから一~二週間が、感染拡大の大きさを左右する、重大な期間であると発表されました。これは一科学者である私からみて、科学的に正しいと思います。これからの感染拡大は指数関数的に増えていきます。それをどれだけ押さえられるかは、指数関数的に増え始める初期値によります。

ちょっと専門的(しかし理系の大学を出た人には解るはず)な話をしました。要はこの一~二週間で拡大するに違いない感染源の数を如何に抑えられるかという事です。感染源とは隔離の不十分な感染者のことです。そして問題は感染者を確定する事が今回のウィルスでは大変難しい事にあります。

感染者を悪く言うつもりは全くありません。不運だっただけです。そして明らかに感染者と解った場合には、しかるべき医療措置を執ることが出来る体制が整っていなくてはなりません。

明らかに感染者と解った人以外の人。つまりほとんどの人は、少なくともこれから一~二週間は、感染者かも知れないし、感染者になるかも知れないと考えて、行動するべきであると思います。

感染者か感染者でないかという判断は、誰もしてくれないというのが、今回のウィルスの特徴です。だってウィルス検査をやりますという広告をどこもやってないでしょう。これだけ企業広告が発達して、悩まないで下さい・この問題では私たちが解決しますという、「胸張り」文化が広まっている日本で、どこもそれをやってないのです。だから感染が拡大し始めた日本に住む全ての人が、感染者かも知れないし、これから感染者になるかも知れないと考えなければならないのだと思います。「胸張り文化」で対応できない事態なのです。

感染者かも知れないと考えれば、何をすべきか。感染を広げたくないと考えるでしょう。それなら人混みの中に行かない。ウィルスを残さない。公共交通機関を出来るだけ使わない。外出時にはマスクをする。感染者と認定されれば、当然医療機関なり他のしかるべき機関がやってくれることを自分で行わなければいけないのです。

感染者になるかも知れないと考えても、同様のことが出てきます。人混みを避ける、ウィルスがありそうなところに手を触れない、公共交通機関を出来るだけ使わない。そして外出時のマスク。そして帰宅時の入念な手洗いに代表される消毒。

こう考えれば、認定されない感染者と、感染者になりたくない人の行動の違いは、帰宅時の手洗い(うがい等も含む)と入念な消毒だけでしょうか。

そんな些細なことと思う人もあるやも知れませんが、一方では日本の底力を示す一~二週間になるというのが、私南駄老の素直な感想です。

次回えねるぎぃっ亭

次回のえねるぎぃっ亭は3月15日(日)を予定しています。

詳しいことは近日このページでお知らせします。

次回えねるぎぃっ亭(令和2年1月)のお知らせ

次回えねるぎぃっ亭は、令和2年1月19日(日)午後3時からです。

テーマは「自然エネルギー普及率で日本は第70位以下」です。

最近SDGsという言葉が頻繁に聞かれるようになりました。Sustainable Development
Goalsの頭文字をとったもので、17のゴールがあり、その7番目がエネルギーとなってい
ます。それに関連して、IEAがグラフを使ってある指標を公表し始めました。
「最終エネルギー消費に対する自然エネルギーのシェア」という指標ですが、要は
最終エネルギー消費のどれだけの部分が自然エネルギーから来ているかということです。
簡単のために自然エネルギー普及率と呼んでおきましょう。

現代社会は大量に化石燃料を消費することで成り立っている社会ですが、化石燃料は有限であり、そのうち自然エネルギーで社会を支えなければならない時代がやってくるのは明らかです。ところが現代日本では、そのような意識がほとんどなく、化石燃料をがんがん消費するのが当たり前と皆が思っています。というより、意図的に思わされていると言ったほうが良いかもしれません。私の経験では、そのうち自然エネルギー社会になるしかないと言ったら、多くの人の反応は「え、うそでしょう」というものですから。

ところが自然エネルギー普及率(最終エネルギー消費に占める自然エネルギーシェア)は、世界中で改善されています。世界平均で見ても1990年では6.6%だったのが、2016年では10.2%と、緩やかながらも増加しています。一方日本ではほとんど改善が見られず、2016年で世界の1990年の値だった6.6%となっており、当然世界平均を下回っています。このような低い値のまま改善が見られなかった国は、世界を見渡してもほとんどなく、恐らく日韓台湾だけかも知れません。あるいは中東諸国とロシアが含まれるかも。ヨーロッパはもとより、アメリカ、中国でも、改善されているのですから。日本が「炭素賞」をもらうわけですね。

このデータを皆で共有し、どうすれば改善できるのか、考えて生きたいと思います。

案内のチラシのダウンロードは、下記リンクから

PDFファイルを表示

またこの話題は、本HPのSDGsのページでも取り上げています。

SDGsのページへ

次回さいえんすかふぇ(11月)のお知らせ

次回さいえんすかふぇは、11月第三日曜日11月17日午後三時からです。
内容はIEAのデータの見方を、ネットの画面を見ながら、解りやすく皆様にご説明します。IEAとはInternational Energy Agencyの頭文字を取ったもので、1973年にOECDによって作られた国際機関です。
右の図をご覧下さい。2016年の日本のエネルギー消費(最終エネルギー消費)を、その内訳まで知るには、最適の図だと思いますが、これがIEAによって無料で公開されているのです。同じ形の図が1973年から見ることが出来、そして世界各国、各地域についても全く同じ形で見ることが出来るという、素晴らしいHPをIEAは提供してくれているのです。

この図にたどり着くのは簡単です。まず下のリンクからIEAのHPに入ります。あるいはIEAで検索すると、すぐこのHPは見つかります。

IEAのHPへのリンクはこちら 

このHPで右上のメニューバーのStatistics & Dataの上にマウスを置けば、プルダウンメニューが開きます。その右端の下から2番目のEnergy balance flows (Sankey)をクリックすると、この図の原型がでます。世界全体のエネルギー消費を表す図です。図の左を見ると、上からworld,IEA total,OECD toalなど、世界の組織や大まかな地域が並び、ちょうど図の中央付近では、アルバニアから始まって、世界各国がアルファベット順に並びます。そこでどんどん下を見ていって、japanを選びます。そうするとjapanの下にBalanceと表示され、さらにその下にFinal consumptionが出てきますから、それを選べば、日本のエネルギー消費が出てきますが(最終エネルギー消費)、それがここにjpgファイルとして添付した、元の図になります。

令和の世になりました。私も10月22日の素晴らしい式典の映像を、日本人の一人として、厳粛な思いで、見ておりました。台風19号の被害のニュースも、痛ましい思いで受け止めていました。昭和は戦争で始まり、大戦そして敗戦、それに続く復興と急成長の時代でしたが、平成は平和に恵まれたものの、災害が続く時代でもありました。もとより日本は災害には常に直面してきた国です。でも一方では、温暖な気候に恵まれ、強すぎない恵みの太陽と、色彩豊かな四季があり、また地方色豊かな気候と文化があり、だからこそ、時折起こる災害にも、自然にはありがたさの中に、恐ろしさがあるのだという、自然に対する畏敬の念を持って、長い歴史を重ねてきた、そのような文化の象徴が天皇であると考えています。日本には古く価値あるものをしっかりと残すという文化があります。これから求められる持続社会を、築いていくための最適の文化です。

近年天災を人災が強めているように思います。あの東日本大震災は、原発事故という、現代文明が引き起こした災害によって、その痛ましさを幾倍となく増加させました。近年巨大台風が、増加しました。これはやはり天災を人災が増幅させている一つの例だと思います。日本近海が、世界の海の平均に比べて、高い温度上昇を示しているのです。これは人為的な物によると考えるのが自然ではないでしょうか。それもCO2による平均気温上昇では説明しにくい人為的なものだと。今年は関東、東日本が巨大台風や豪雨に見舞われましたが、昨年は関西地方が七夕豪雨、秋の巨大台風に見舞われました。昨年の七夕豪雨の折に、すでに私はメッセージを発しています。

2018年七夕豪雨の時のメッセージはこちら


では何によるのか。エネルギーの考察からそれに迫るのが、えねるぎぃっ亭の姿勢です。そのためには世界的に権威あるIEAの資料を読み解くことから始めましょう。

今回はこのIEAの図をネットに繋げてみながら、その中からどのような情報が引き出せるのかを、解りやすく解説したいと思います。

ちょうど昭和の時代が、戦争から始まり、平和な繁栄への道を開いて、平成の平和の時代へ繋げたように、令和の世は、人為的に拡大された災害から始まったが、天災を人為的に拡大することがないよう皆が考え、天災を拡大させず、また皆が協力して乗り切る力をつけ、平和で快適な持続社会に向けて第一歩を踏み出す時代へと、皆様と協力してそのような方向へと、歴史の舵を切るよう努力していきたいと考えます。

今回はチラシを二種類作成しました。

お気軽に読んでいただけるチラシはこちら
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少し重たいチラシはこちら
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また京都えねるぎぃっ亭の地図を、二つ交通図と停留所を降りた後の図として、右画面に添付しました。必要なものをプリントしてお使い下さい。

日本でのエネルギー消費を示すIEAのグラフ(クリックで拡大)

京都えねるぎぃっ亭地図(クリックで拡大)

京都えねるぎぃっ亭の位置(クリックで拡大)

9月のサイエンスかふぇは9月15日(日)午後3時~です。

9月のサイエンスカフェは9月15日(日)午後3時~開催します。案内チラシをpdfファイルとして添付しましたのでご覧下さい。

京大の広井良典教授が、日立京大ラボの人たちと、2050年までに日本が持続可能かどうかをAIを使って一大シミュレーションしました。その結果2025~2027年の間に宿命的な時代の分岐点が有り、一つの可能性は都市集中型社会が進み、もう一つの可能性は地方分散型社会へと舵を切るという結果が出たそうです。そして都市集中型社会(まさに現代社会の延長だと考えられますが)では、人口の問題や格差拡大の問題で持続可能ではなく、地方分散型社会では、地域経済を上手に回るようにすれば、持続可能な社会になるとの研究結果を発表しています。

千年文化を考える会では、エネルギー問題から見て現代社会は持続可能ではなく、自然エネルギーに支えられる社会に移行すべきだと主張しています。自然エネルギーは集中したエネルギーではありませんから、都市集中型社会は終焉し、地方分散型社会に移行しなければならないということは常に言っておりますが、その時期を考えることはできませんでした。時期をも提言する日立京大ラボの結果を、大変素晴らしい物であると、感じ入っているところです。

そしてあることに気づきました。日本で都市集中が始まったのは、明治維新以来の出来事です。それ以来化石燃料社会が発展し、特に東京へと人口集中が進みました。大都市の高層ビル群は、化石燃料が無ければ支えきれません。その明治維新は、ペリーが黒船でやって来たことがショックとなって起こりました。ペリーがやってきて、明治維新まで15年、幕末の混乱が続きました。2011年、日本人は黒船同様のショックを受けました。福島原発事故です。それから15年後の2026年頃、同様の歴史の転換期を迎え、新しい方向に向かうべきと言うのが、日立京大ラボの主張です。静かなる令和維新です。明治維新を胎動させたのは京都でした。令和維新を先導し、全国に波及するよう守り育てるのも、千年の古都京都になる。その大きなきっかけとシンボルになるのが、持続社会の交通機関LRTを京都に導入することだ、そのように考えています。チラシをpdfファイルで添付します。

PDFファイルを表示

7月の開催は7月21日(日)午後3時からです。

これから当面の間、サイエンスカフェの実施は、奇数月の第三日曜日と致します。

7月のテーマは、都市格とスローライフです。

未来に続く持続社会では、都市の交通はLRTを中心としたものになります。自然エネルギーでは大量の自動車を走らせることは出来ないのです。LRT導入に当たって、大切なことがあります。LRTが市街地の道路の重要な根幹をなす要素になると言うことです。

今回のカフェでは、世界で最もよくLRTが整備されている町の一つであるカールスルーエのトランジットモールでの、車窓風景の映像と、京都の市バスからの車窓風景の映像とを比較して見てもらいます。なによりも百聞は一見にしかずです。是非ご来店のうえご自分の目でお確かめください。

また今回のカフェでは、京都並びに東京の公共交通機関の消費エネルギーについてのデータを分析します。残念ながら公共交通機関は、多くの人が信じているほど、エコではないことがデータから解ります。日本ではエコをしたつもりで満足している人が如何に多いことか。データを見て考える習慣をつけましょう。

面白いことにヨーロッパで見られるトランジットモールでの電車のゆっくりした走行は、とても省エネの理屈に合っているのです。それも今回のカフェでお話しいたします。
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