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よくあるご質問

化石燃料がなくなれば昔の生活に戻るのですか?

違います。化石燃料時代は科学技術が急速に進んだ時代でした。その成果は化石燃料時代が終わっても生きています。昔は確かに自然エネルギーに支えられた時代でした。そして未来社会も自然エネルギーに支えられます。

それでは昔と未来社会はどのように異なるのでしょうか? 昔は自然エネルギーは限られていました。水力と風力です。電気はまだ使われていませんでした。電気が科学的に解明したのは19世紀。産業革命後期にあたります。自然エネルギーで発電ができる。このことを見ても昔とは違うことが分るでしょう。

昔とは違って科学技術が格段に進歩している自然エネルギー未来社会。それはまだ人類が経験しない時代ですが、私は今よりももっと人間らしさが豊かに現れる時代となると考えています。

Q. エネルギーは石炭、石油、天然ガス、核エネルギーと次々と見つかりました。まだ見つかるのでは?

A. エネルギーにはエネルギー源が必要です。エネルギー源は語呂合わせのようですが、資源と自然しかありません。そして資源は化石燃料と核燃料しかありません。化石燃料は固体の石炭、液体の石油、気体の天然ガスだけです。例えばシェールオイルは石油です。核燃料は核分裂性のものと核融合性のものとがありますが、核分裂性のものの問題が原発事故でした。核融合性のものでエネルギーを取り出せるかその実用性は、まだわかりませんし、どの程度人類が必要とするエネルギーをカバーできるかわかりません。現在の原発のように2%しか貢献しないならお話になりませんからね。結局自然エネルギーに頼るのがベストと思われます。

科学技術の進展に期待できないのですか?

もちろん科学技術の進展はあります。しかし大切なのは自然法則に逆らった技術の進展はあり得ないことです。そして最も信頼できる自然法則がエネルギー保存則なのです。えねるぎぃっ亭がエネルギー保存則を重視するゆえんです。

そしてエネルギー保存則は実に単純で誰でも理解できるのです。エネルギー保存則に反するような期待を「科学技術の進展」の名の下に一般人に持たせようという風潮があちこちに見られる現状がありますが、これは皆がエネルギー保存則を理解すれば、その影響力を失っていくはずです。そして科学的にも可能性が高い技術をしっかりと見据えて、未来への期待とすることができるようになるでしょう。エネルギーの基本的な理解をえねるぎぃっ亭が重視するゆえんです。

Q. 石油は昔から後数十年といわれてきました。この状態が続くのでは?

A. オイルショックの時石油の可採年数が気にされ始め、そのとき可採年数は40年以下でしたが、今は52年です。新しい油田が次々と発見されて、石油の確認された埋蔵量が増えたのです。ただIEAのエネルギー世界地図を見ますと、オイルショックの時には、油田は中東やアメリカなど限られた場所に分布するだけでしたが、現在は世界中に散らばっています。つまり世界中で油田が見つかっており、そのうち新しい油田を見つけるのは難しくなるでしょう。このとき可採年数は減少に転ずるでしょう。またシェールオイルなど、採掘に手間も資金も必要な油田しか残らなくなれば、石油価格は大きく上昇するでしょう。庶民にガソリンが手に入らないほど高くなれば、自動車はむやみに走れなくなります。

Q. 水素はエネルギー源ではないのですか?

A. 水素はエネルギー源ではなく、電気と同じ二次エネルギーです。電気は化石燃料などから生成されますが(つまり発電)、このときエネルギー保存則が働いて、投入したエネルギー以上の電気エネルギーを得ることはできません。水素は今化石燃料から生成されます。また大量に使われるようになれば、水の電気分解を使うようになります。このときもちろん電気エネルギーが消費されますが、その電気の元のエネルギーが、エネルギー源となります。つまり元のエネルギー源は結局化石燃料か、自然エネルギー、または核エネルギーになるのです。

Q. 自然エネルギーで現代社会を支えることができないのはなぜですか?

A. 現代社会は化石燃料で支えられています。産業革命以来、主要なエネルギーが支えやすい道具が多用され、社会を変えてきました。たとえば産業革命期、蒸気機関車が交通手段を変えました。二十世紀には石油が多用され、自動車が発展しました。なぜ自動車は石炭時代に発展しなかったのか?自動車は鉄道に比べ摩擦抵抗が大きく、莫大なエネルギーを消費するからです。蒸気機関が提供するエネルギーは小さすぎたのです。抵抗が少ない鉄道はそのぶん有利なのです。自然エネルギー社会では、電車が活用されるでしょう。また高層ビルも莫大な電気エネルギーを消費します。自然エネルギーで支えるには無理があります。このようなことをえねるぎぃっ亭では誰もがわかるように説明し、自然エネルギーで支えられる快適な社会を皆で考えるという活動をしています。

自然エネルギーで人類は生きていけるのですか?

現代社会のエネルギー消費を知れば、自然エネルギーで生きていくことの難しさがわかります。前のQ&Aで述べたように、現代社会を自然エネルギーで支えることはとてもできそうにありません。

一方で自然エネルギーの莫大さを知る必要があります。自然エネルギーは、その起源をたどれば太陽エネルギーが変化したものです。私はこれを太陽エネルギーの流れと呼んでいますが、我々自身も太陽エネルギーで生きています。我々のエネルギー源は食事ですが、一日2000キロカロリーのエネルギーを食事からとります。食事は何故エネルギーを持つかと言えば、もともと光合成によって植物に蓄えられた太陽エネルギーが、食物連鎖で移動していき、それが人の口に入るのです。

世界中で見て、現代の人類は一人当たり食事の数十倍のエネルギーを、主として化石燃料から毎日消費しています。その総量は莫大なものになりますが、太陽が毎日地球に送ってくれるエネルギーは、その一万倍になるのです。実際簡単な計算で解るのですが、人類の全エネルギー消費は最新データで計算して182億キロワット。対して地球が受ける太陽エネルギーは174兆キロワットです。そして化石燃料に基づく現在のエネルギー消費は再生可能ではなく、一度使えば消えてしまうのに対し、太陽のエネルギーは悠久であり、地球はそのエネルギーで50億年の歴史を刻んできたことを理解することも重要です。

このように如何に太陽のエネルギーが大きいかを理解すると同時に、この莫大な量のエネルギーで生きていく社会は作れるはずだという信念と、エネルギーを理解する力、そして永続的な文化に基づけば、人類が自然エネルギーで生きていく社会建設は時間がかかるでしょうが可能であると考えます。えねるぎぃっ亭はそのささやかな出発点の一つなのです。
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