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変わる中国の交通システム

中国の高速鉄道網

日本で中国の高速鉄道について報道されるときは、日本の新幹線と中国のそれとが、輸出合戦をしているというニュアンスの報道が多い。でも中国の新幹線の実情をどれだけの日本人が知っているでしょうか? また2011年に起きた悲惨な事故と、それを列車ごと隠そうとした悪質な態度で、中国の高速鉄道について、質が落ちるのではないかと考える人も多いのでは?

しかし驚くべきことに、中国の新幹線は急速に発達しているのです。右の二枚の写真をご覧ください。上海から南京に行く、それほど大きくない都市の駅でのビデオ映像から、続く二枚の写真を切り取ったものです。撮っている私も新幹線に乗っているのですが、動き出した列車一台のさらに向こうに車両が見えるでしょう。日本では東京駅ならこのような光景はありでしょうが、確か蘇州だったと思いますが、いわば静岡駅で三台の新幹線が同時に停車しているような光景なのです。

中国の新幹線網の総延長は現在2万5千キロということですが、今年中に3万キロにすると言っているそうです。また近いうちに5万キロにするとも、人口50万人以上の都市にはすべて新幹線を通すとも、言っているそうです。赤道を一周すると約4万キロですから、地球一回り以上の長さの新幹線鉄道を敷くことを考えているのです。日本の新幹線網の総延長は3千キロ程度ではないかと思います。おそらく指導部の中に、未来の交通網の要は鉄道網であると知っている人がいるのでしょう。新幹線だけではなく、都市の地下鉄網と、それを延長する郊外鉄道網の整備も多くの都市で目を見張るものがあります。遅れた国中国と思っている人は、認識を改めるべきときが来ています。

興味ある方は次のサイエンスカフェで映像をお見せしますから、ご来店の上そのようにお伝えください。

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